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Nanairo

プライベートを充実させてみたいものだ…。

羽田空港のLDAアプローチ

ご無沙汰しております。
仕事がバタついていて更新を怠っていました。。。
忙しくなるとネタを探さず、ブログを放置してしまうんですよね…やれやれ。

そんな私ですが最近、Flightgearというフライトシミュレーターにはまっています。
パソコンの画面上ですが、空を飛んでいる気分になり何とも楽しいものです。

さて、そんな訳で今日は私が大好きな飛行機の話を書きたいと思います。

羽田空港にはLDAアプローチと呼ばれる進入方法があります。
通常、飛行機が滑走路へ進入する際には計器着陸装置(Instrument Landing System、通称:ILS)を使うのが一般的です。計器着陸装置とは地上から指向性の高い電波を発射し、飛行中の飛行機に①進入方向、②降下経路、③滑走路までの距離を与え、安全に滑走路上まで誘導するシステムのことをいいます(ここら辺はWikipediaを引用しています)。

進入方向を示す機器をローカライザー(LOC)、降下経路を示す機器をグライドスロープ(GS)、距離を示す機器をビーコンといい、滑走路からの距離に応じてアウターマーカー(OM)、ミドルマーカー(MM)、インナーマーカー(IM)の3つがあり、通常、滑走路から直線状のコースで設定されています。

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(AISJAPANより)

ちなみに羽田空港のRWY23はオフセットLOCと呼ばれる特殊なLOCです。
何が特殊なのかというと通常、滑走路に対してほぼ0度で設定するLOCがここでは2度ずれています。
ずれている理由は単純で、飛行機の騒音対策です。

話を戻して…
例えばボーイング777であれば、オートパイロット中にAPPスイッチを押すことによって、LOCとGSの受信待ちを始めます。
受信すると機体はLOCとGSからの電波に乗って、滑走路へ進入していきます。

では、LDAアプローチとは何を言うのかというと、
「滑走路とは関係ない場所にLOCを設置し、このLOCに沿って飛行し、滑走路が見えたら旋回して目視着陸する」という方式です。

下のAIS JAPANのチャートを見てみると、滑走路からあまり関係ない方向にLOCの電波が発射されていることがわかります。
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f:id:tachi221:20160703003704j:plain

そして今回はこのLDA W RWY23アプローチをFlightgearで再現してみようというわけです。

まず、チャートを読んでいくとこのような感じになると思います。
① DANONで4,000フィート、針路277を維持する。
② DAMBO通過後、最低飛行高度(MDA)である1,000フィートまで降下する。
③ LDA用のLOCから4.9マイルの地点で針路を229に向ける。ただし、滑走路が見えない場合は進入復航して、MISSED APPROACHのとおりに旋回し、URAGAでホールドする(そう言えば羽田に何かが起きると、浦賀半島の上空は軽いお祭り騒ぎになりますね…)。

ちなみに(たぶん)6,000m以上の視程がないとこの進入方法は使用できないので、現実世界の天気データをシミュレーターに反映させている場合は要注意です。視程が足りない場合はILSで進入しなければなりません。

次にFlightgearとの関係を言うと、FlightgearにはLDA用のLOCに関する情報が一切入っていません。
フォーラムではLDA用のLOC情報を追加するための手順が記載されていますので、こちらを見てLDA用のLOC情報をFlightgearに取り込む方がうまく着陸できます。
flightgear.jpn.org

このリンクを見ても情報を足せないという場合は、羽田VORから277度の地点における距離情報を取得して、だいたい5マイルになったら同じく227度に旋回すると、まあまあうまくいきます。

このLDAアプローチをうまく決めて着陸するとなんだかすっきりします。
シミュレーターをやられている方にはおすすめです。

ちなみにこの間、スカイマーク便がVOR A RWY16Lで進入したそうです。
これは別名、羽田カーブと呼ばれるやつですね。思いっきり旋回するので気持ちいいですが、難易度は高めだと思います。
昔、PSPのソフトウェアでジェットでGO!というソフトがあったのですが、そこでは羽田カーブがバシバシ登場していました。
ジェットでGO!でも難しかったので、本番でやるとさらに難しいんでしょうね…。