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Nanairo

プライベートを充実させてみたいものだ…。

個人向けVPNサービスの選び方

Diary 海外生活

VPNは海外生活をする上では何かと便利な代物です。
ところでVPNとは何をするために契約するのか、そしてどんな点に留意して契約するべきなのかといったことはあまり考えられていないような気がします。
そういうわけで、私の勝手な個人的意見の塊ですが、詳しくまとめてみました。

1.VPNとは

VPNとは「Virtual Private Network」の略で日本語では仮想プライベートネットワークともいわれます。もっと日本語にしてみると仮想専用線といったところでしょうか。
1対1の通信を行うに際して高いセキュリティを求めるのであれば、専用線を介すことが最も安全です。一方で専用線を用意するためには高いコストを要するため、とても非効率的です。そんなわけで出来たのが仮想プライベートネットワーク、VPNです。VPNにはインターネットを使うインターネットと、通信キャリアが用意した閉域網(インターネットからは隔離されている)を使うもの(広域イーサネットやIP-VPNと呼ばれる)の2種類があります。

2.個人がVPNを使うシーン

企業では本社と各拠点間をVPNで接続し、本社と各拠点が1つのLANで接続されているかのように扱うことがありますが、昨今の個人向けVPNはどういったシーンで使うのでしょう。
一番簡単なシーンとしては、規制サイトを見るためでしょう。
例えば大陸ではGoogleFacebook,twitterなどはグレートファイアウォール(いわゆる金盾)遮断され、アクセスすることは出来ません。これは中国からインターネットに出ようとしているからであって、日本からインターネットに出ようする場合は問題なくアクセスできるはずです。
個人向けVPNはこの論理を使って、どこの国にいても、ある国に設置されたVPNルータやサーバーと通信を取ることで、これら機器が設置された国からインターネットへ接続するためのサービスです。
簡単に言うと、どこにいても日本からインターネットにアクセスするということです。

また、huluやAmazonビデオ、らじるらじるやRadikoといった第三国からの接続規制を行っているサイトを閲覧することも可能です。
加えて、VPN通信ではデータの暗号化が可能となるため、暗号化されていないWi-Fiポイントで通信を行う際にも安心して通信が可能です。

3.VPNの種類

VPNにもいろいろな種類があります。種類によってはセキュアじゃないものもありますのでご注意を。

PPTP(Point to Point Tunneling Protocol)

家庭用ルータなどでもよく採用されているのが、PPTPと呼ばれている方式です。
この方式は比較的反応が早いですが、暗号化に使われている方式に脆弱性があるため、あまりお勧めはしません。

L2TP(Layer-2 Tunneling Protocol)

L2TPと呼ばれる方式は最近になって普及してきたような気がします。
サービス名称ではよく「L2TP over IPSec」という呼ばれ方をしています。
L2TPは1対1の仮想線を確立するための方式ですが、これ自体に暗号化するための機能はないので、IPSecと呼ばれる技術で暗号化を行います。IPSecで暗号化されたデータを復号化するためには「事前共有鍵」を使う場合と「証明書」を使う場合があります。まあ、この点はどちらもそんなに変わらないと思います。
この方式が使えるVPNサービスを選ぶとよいかと個人的には思います。

OpenVPN

OpenVPNというのはオープンソースで作られているものですが、PPTPL2TP over IPSecとの中間的な感じです。
OpenVPNはすべての通信を1つのポートで行うので、通信が通りやすいのが特徴です。

4.個人向けVPNサービスを選ぶ際のポイント

個人向けVPNサービスは複数ありますが、何を選択するべきか判断に迷うと思います。

個人用VPNサービス、プライバシー保護は意外と脆弱か - Computerworldニュース:Computerworld

一方でこのような話もあり、VPNサービスがすべて安心ということではありません。
また、自分のインターネット閲覧履歴はVPNサービス業者にログとして記録されます。そういうことを考えると、サービス業者と簡単に契約していいのか判断に迷ってしまいますね。

ちなみに筆者は実家のひかり電話ルータに搭載されているVPN接続機能を使っています。
これだと間にサービス業者が介入しませんし、L2TP over IPSecによるセキュアな通信も行うことが出来ます。
加えて、日本国内へ電話もすることが出来るのですが、これについてはあとで記載したいと思います。

と、いうわけでざっと書いてきましたが、個人向けVPNサービスは便利な反面、選択を誤ると思わぬことも起きますので、消費者の我々も気を付けていきたいですね。